輸送競馬(ゆそうけいば) |
栗東、美浦の各トレーニングセンターから競馬場へ当日(前日のこともある)輸送して競馬に出走することを“輸送競馬”といっている。これに対し、ローカルなどその競馬場で調教して使うことを“現地(滞在)競馬”という。馬運車で当日輸送する場合でもかなりの時間を要するため、神経の敏感な馬はこの間に気を遣い、馬体重が減ることがある。これを輸送減りというが、何回か輸送を経験するうちに輸送減りが少なくなる馬も多い。 |
誘導馬(ゆうどうば) |
パドックから本馬場のゴール板まで競走馬の先頭及び最後方から各馬を誘導する馬のこと。誘導馬は競走から引退した外見の美しい馬(芦毛か栗毛が多い)が乗馬の調教を受け、務めていることが多い。 |
ユニット馬券(ばけん) |
勝ち馬投票券(馬券)の最低金額を固定し、複数の組み合わせを1枚で購入できる勝ち馬投票券のこと。中央競馬では現在はすべてこのユニット馬券になっている。 |
輸入種牡馬(ゆにゅうしゅぼば) |
内国産(日本で生まれた)種牡馬に対し使われる言葉で、良血を求めて外国から輸入した種牡馬のこと。戦後は昭和27年から輸入が開始され、日本の競馬は輸入種牡馬によって改良された。02年8月に死亡したが、13年連続で首位を独走していたサンデーサイレンス、ブライアンズタイムなども輸入種牡馬である。 |
緩む |
「足元に少し熱があったので休ませたら馬体が緩んだ」などというように、病気などで調教を休んだり加減(控え目にする)して充実した馬体の調子が下がっていること。また緩めるという場合は使い込んだり、夏負けなどで不調に陥ったときに馬に休養を与えて立て直すことをいう。体力の回復を待って一から仕上げていくので、一度緩めると出走させるまでにはかなりの日数がかかるものだ。 |